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ヘアカラー、ただ染まってれば良いの??

ここ最近、またヘアカラーの研究をやっています。

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分かりやすい色から、微妙な色味まで、表現したい色は沢山ある。

色味のちょっとした違いで、繋がる女性像も違ってくるわけで。。。

出来る限り、狙った通りの色を出せる様になりたいですよね。

秋のファッションに合うカラーのレシピを、スタッフと考えたりしながら。

思い通りの色が出ると、「おぉ〜〜っ!!」なんて言いながら、喜んだりして盛り上がります。

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でね。

ヘアカラーが当たり前になって久しいですが、ヘアカラー自体の知識・技術レベルを含めて、どうなんでしょうね。

上に書いた様な色出しを地道にやって、出したい色を出せる様に研究する所は、基本中の基本。

 

その次は、どの状態からでも、狙ったヘアカラーを表現出来る様になること。

いまは、既に染まっている状態からのスタートだから、今までの色【染料】が残っている。

まぁ、何でも一回ブリーチで抜いてから染めてしまえば、思い通りの色にはなるけどね…。

ダメだね、コレは。。。

 

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髪の毛という、既に色が存在しているところに、更に色を付けて、思い通りのヘアカラーをして、なりたい女性像に近づけていく。。。

 

ペンキで壁なんかを塗装する時は、予め下地を塗ってから、希望する色を塗ったりするんだけど、

実はヘアカラーでも同じようなことがあってね。

ベースを揃えるって言う意味で。

ただ、引くはダメージに直結するから、ある色を足して今の色を見えなくしたり、引く量を最低限に抑えたり、いろいろ計算があるんだよね。

 

だから、次回染める時には、出来るだけ邪魔な色が無い方が、ダメージを少なく出来る。

美容師的には、残留ティント(色素)という言葉を使いますが、常にこの残留ティントを計算しながら、色のレシピを決めているわけです。

色っていうのは、足せば足す程暗くなり、重なる程、濁っていく。

だから、最小限の足す量と、髪に与える負担ギリギリの引く量を考える。

 

髪のダメージは、元には戻せないから、一回一回の施術の積み重ねが、今のダメージ。

切るまで、ずっと残ります。

 

なので、

たった一度の自宅染めが、この日々頑張っている僕達の努力を、一撃で無駄にしてしまうんですね。。。

何故なら、、、カラー剤のアルカリ量が全く違うからです。

黒髪を染める為に作ってあるから、一度染めた所には使ってはいけない!なので…泡のタイプなんかは最悪です。。。

そんなわけですので、本当に自宅で簡単に染めるのだけは、止めていただきたい。。。

どうしても、染めなきゃ行けない方は、言って下さい。

使うべきカラー剤から、塗り方まできっちりレクチャーしますので!

 

ちょっと話が逸れたけど、、、

僕の中での目下の課題は、如何に手数を減らして、ダメージを減らし、尚且つイメージ通りの色を出すか??という事です。

その方が、お客様の身体の負担も(時間)、金銭的な負担も(回数)減らせるし、先々のデザインの幅も狭くならなくて済むしね。

 

上手い人がやった方が、安く済むっていうのも変な話なんだけど…結構そうなってたりするよね。。。

 

もっとね、いろいろやれるハズなんですよ。

技術もデザインもアイデアです。

 

いつも、小さな事に気付ける自分でいたいです。。。

クリエイティブな仕事。。。

美容師の仕事って、世の中的には、いろんな捉えられ方をしているね。

 

昔とは、だいぶ違ってきている部分も多い。

一時の流行みたいな時期を経て、

最近、美容を志す若者の中には、福祉関係…例えば、介護とか…その辺りの仕事と比べて、どっちに進もうかな…みたいな感じで、選んだりしているみたい。

 

それはそれで、とても良いこと。

美容師の仕事=直接、人の役に立てる仕事

という風に認知されているという事で。

 

はたまた、
法律上は、公衆衛生というカテゴリに分類されていて、銭湯とかクリーニング屋さんとか、その辺りと同列な施設として扱われています。

清潔で衛生的な生活を送ることが、当たり前じゃなかったんだよね、昔は。

今でも、髪を整える=身だしなみ

的な部分で捉えてる人も結構いるし。

 

でさ。

自分自身が、どの辺の美容師でありたいのか?

美容師として、どんな将来像を持っているのか?

 

ハッキリさせるべきだと思うんですね。

 

ヘア・ファッションを通して価値を生み出し、しっかりと料金を頂ける美容師なのか、

リーズナブルな料金で、いつでも切りたい時に切ってくれる、コンビニエンスな美容師か、

ディスカウントして、必死で常に新しいお客様を集めて垂れ流し、、、みたいなスタイルで行くのか。

まぁ、ビジネス的観点で捉えれば、成り立ってさえいれば、どのカテゴリでも良いんだろうけども。

 

でね。

 

やっぱり、僕たちの仕事。

どのカテゴリでやっていくにしても、

安かろう、悪かろうではダメだと想うのね。

勿論、安くないのに悪いのは論外。。。

どのビジネスモデルであっても、ビジネスとして成り立たせていくだけの、しっかりしたやり方ってのがある。

 

 

美容師として頂く、技術=メニューに対する料金を、何処に設定するのか?

によって、

当然、そこで選んで来店されるお客様の層が変わってくる。

 

いろんなスタイルの美容師像があって、それぞれの働き方があるから、何が良いとか、そう話ではないんだけれど…

 

ココがハッキリと決まってくれば、

当然、自分自身がどうあるべきか?

っていう、自分像が自ずと決まってくると思うのね。

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僕の各記事を読んで頂いている方は、何かしら多少僕の考えに賛同してくれている人が多いと思うので、僕はこう思っているって処で書くと…

 

やはり、僕はデザイナーでありたいと想っていて、switchもデザイナーの集団でいたいな…と想う。

 

デザインを気に入ってもらって、デザインで繋がっていく。

 

まぁ、要素としては、人柄とかいろいろあると思うけど…

やはり、そういった美容師を、美容師集団を目指したい。

 

だとすると…

自分達は、どうあるべきなのか?って考えなきゃならない。

 

生活や環境は、デザインされた物に囲まれていた方が良いと思うし、

衣にしても、食にしても、デザインされた物を選びたい。

そして何より、自分自身がさまざまな物をデザイン出来た方が良いと思う。

デザインというより、クリエイトという表現の方が近いのかな。

 

日常は、いくらでもクリエイティブに出来ると思うし、自分自身の思考がクリエイティブであるべき。

当然の事ながら、サロンワークはクリエイティブであるべきです。

 

クリエイティビティに溢れたデザインを求める人は、沢山いると思う。

今は、ネットやSNSの発達で、どうしてもマーケティング的思考でヘアスタイルを売りがちだけど…

そればっかじゃ無いと思うけどな。

 

発信の仕方そのものも、

誰だか分からない見えてない相手の為に創ることも、まぁ新規開拓という意味で大切なのかも知れないけど…

やっぱり、ターゲットがハッキリしている方が伝わると思う。

 

そもそも、ネットで発信しなくても、

毎日のサロンワークで創り出されるヘアデザインは、十分な発信に成り得ると思うけどね。

だから、サロンワークのクオリティが、そもそも高くなきゃいけないし、そこにメッセージがないと、

ご紹介でお客様なんか来ないわけで。

 

やっぱりさ。

どうのこうの言った所で、ご紹介でいらっしゃるお客様の数が、美容師の実力のバロメーターであることは、

きっと、今も昔も変わっていない。

 

そもそも僕達は、何万人もの人を相手にしている仕事ではないし、というか実際何万人も担当出来ないよね。

 

だったら、もっとコアな部分。

いま、目の前にいる人の為に、もっと意識を向けるべきだし、いまリアルに創っているヘアデザインが、クリエイティブであるべき。

別に奇抜なデザインがクリエイティブな訳ではない…

そこにメッセージがあれば、必ず今カットしたお客様の向こう側にいる人に伝わると思うし、そこに自分のファンが出来ていくと思うんだけどな。

 

発信は、何もネットだけじゃない。

そっちで売っていける人と、そうじゃない人がいる。

だけど無視は出来ないし、出来るならしっかり活用するべき

何でもかんでも、SNSで集客!!みたいなのは、ちょっと違うかな…と。

 

もっと、愚直にデザインを追求して、

デザインを通してしっかりとした絆を作って行くやり方が、

本来の美容師の姿な様な気がするんですけどね。。。

その為には、当然技術も知識も必要

何かに自分のパワーを集中した方が、きっと力を発揮出来ると思うから。

 

何を先にやるかは、それぞれのタイプがあると思うけど。。。

 

もっと、クリエイトする事に重きを置く人達が増えても良いんじゃないでしょうかね。

大体、発信出来る物が無きゃ、伝わらないんだし。

運良く来てくれても、期待に応えられないんじゃ、逆効果だし。

 

 

というか、ネットで人気がある人も、しっかりとデザインしていて、クリエイティブな感性を持っているから売れてんじゃないのかな。。。

 

真似するべきところが何処なのか?

もっと考えた方が良いよね。

って話です。。。

貴方の価値は、お幾ら??

※注 此方の記事は、お金の話に拒絶反応がある方には、非常に不快に捉えられる内容が含まれています。

いろいろな考え方がありますので、ご意見等はしっかりと受け止めますが、よく分からない中傷はご遠慮下さい。

飽くまで、一人の美容師として、

これから美容師を目指す後輩に向けた、僕なりのメッセージです。

 

ということで、本題です。

世の中のモノには、高いモノ・安いモノがあります。

高料金のサービスもあれば、安く受けられるサービスもあります。

 

物の価値。

サービスの価値。

技術の価値。

自分自身の価値。

 

価値と呼ばれるモノの実体とは。。。

 

物を買うにしても、何かサービスを受けるにしても、お金が掛かります。

価格=料金 が発生します。

 

この辺り、所謂【適正価格】といわれる価格がありますが、果たして、、、

何を持って適正か?というのも、結構難しい問題で、

結局、そのモノ(サービス)自体に価値を感じる人そうでない人がいますね。

 

だから、受ける側(消費する側)が、そこに価値を感じているという前提の話になると思うんだけど。

 

一般的には、付加価値が高い程、そのものの価格(料金)が安く感じるといわれますね。

これも、自分の価値観にそぐわないジャンルの物は論外だけど。

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でね。

 

結局、その辺りの基準って、思いっきり自分基準な訳ですよ。

もっと言えば、その金額を払える自分かどうか?という事も、当然あると思う。

 

自分自身がどんな生活を望んでいて、どんな事に幸せを感じていて、どんな価値観で生きているのか??

 

それによって、そもそもの物の価格(料金)における、絶対価値が変わると思う。

 

安い物には安い理由があるし、高いモノには高いなりの理由がある。

自分の価値観と合う物に関しては、高くても満足出来るかも知れないし、高いから満足度が高いのかも知れない。。。

そして、そのものの価値が分かる自分なのか?って事もあるかも知れない。

 

自分以外の所に、いろんな物を求め出すと、イコールお金が掛かる。

と僕は思っている。

なので、僕が今置かれている環境、また自分の今の価値観においては、お金はとても必要な物です。

特に年齢を重ねてから、益々そう思う様になったかな。。。

 

贅沢は敵だ!的感覚は、どうも日本人に昔から刷り込まれていて、お金の話自体がタブーみたいに言われたりもしますが…。

キレイでいるにはお金が掛かる。

健康でいるにもお金が掛かる。

病気になっても生きて行くには、お金が掛かる。。

 

安全安心な物は、何処で作っているのかよく分からない物よりもずっと値段が高い。

こだわって作られた物は、それなりの値段がする物だ。

食べ物然り、洋服も然り、身の回りの物なんでもそうだよね。

1万円のカットソーと、300円のTシャツの違いって何だ??

 

何処か田舎で、自給自足で、そもそも自分のコミュニティにオシャレとかいう価値観が薄いんだったら、また違うとは思うけど。

 

昔は、ジャンクフードばっかでも平気だったけど、今はちょっとヤダな、、、って感じだし。

何処かの国で大量に生産される、農薬バリバリの野菜は食べたくないし。

遺伝子組み換えの餌を、これまた大量に食べさせて育てられた食肉は、何となく気持ち悪いし。。。

有り得ないくらい安い賃金で、あまり良いとは言えない労働条件の下で作られたファストファッションも、何となく気が引ける。。。

 

やっぱ、安い物には、安いなりの理由がある。

企業努力によって価格は下げられているわけだから、全てを否定するわけではないけれど。。。

 

僕自身が、搾取される側だったら、自分の事を不幸と感じるかも知れないな。

 

自分の事は認めて欲しい。

これは、ほとんどの人が共通に持つ欲求じゃないかな。

自分自身の価値を計るのに、【お金】という基準があるのは否定出来ない事実。

 

自分の能力や、労働や、クリエイティビティなど、何かしら自分が生み出す物に対しての対価=【お金】だよね。

より多くの人に認められ、多くの人に必要とされ、高い価値を生める人は、多くの対価を得ているのでは?

 

自分の価値を、きちんとお金に換えられる人を【プロフェッショナル】と呼ぶよね。

お金にならないという事は、他の人にとっては価値を感じにくい…という事です。

 

周り諄くなってしまったけど…

稼ぎたいと思うなら、他人の価値も認めなきゃね。

他の人の、労働や、クリエイティブな活動や、創作物・制作物に対して、敬意を持って受け入れるのならば、それに対しての対価が発生するのは当たり前。

 

だから、自分自身がどんな生活をしたいのか?

どんな美容師(大人)になりたいのか?

どんな価値観を持って生きていくのか??

 

ってことを、もう少しちゃんと考えた方が良いと思うんだよね。

 

何を食べて、何を着て、どんな生活を送るか?

誰と、何処で、どんな仕事をして、どんな人に認められていきたいのか?

美容師だから、どんな人達を顧客にしていきたいのか?になるかな。

 

貴方のお客様は、貴方の鏡です。

 

安い服で、安いものを食べて、安い物に囲まれて、平気な人は、、、

 

そういう事です。

 

仕事というのは、ボランティアとは違うので…きちんとした対価を得るのは何も悪いことではなく、当たり前のこと。

 

大いに稼いで、沢山の物に触れて、沢山の経験をして、自分の価値を上げて欲しいと想います。

贅沢をすることとは違います。

 

価値を創り出すには、お金も掛かるのです。

 

価値を創造する。

クリエイティブな人になって欲しいです。

 

僕は、きちんとお金を使える大人でいたいかな。

きちんと、お金を払って頂ける存在である為に。

 

さて、

貴方の絶対価値って、いくら位なんでしょうか。。。

貴方は、どんな美容師になりたいのですか??

SSA大阪Basicコース・ファイナル。。。

今年から、全国で開催しているSSA・Basicコース。

先日、僕が担当している大阪で、5回コースのファイナルを行いました。

約半年に渡り、「デザインの為のケミカル」という【基礎知識】を、徹底して身に付けていく訳ですが、

参加した人にしか分からない、奥深さと言いますか、、、

大変な道に足を突っ込んでしまったな…と、皆さん思われる様です。

何故なら、高みを目指し始めると、終わりはずっと無いわけで、今まで知らなかった事や、気にしてなかった事に気付いてしまうので…ヤバいわけですね。

 

今回のRound5では、これまでの4回の座学で学んだ事を、僕たち講師陣が行うリアル・デモで、知識と技術・デザインを繋げるとはどういう事なのか?を、見て学んで頂きました。

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今回のデモでは、コールドパーマ、デジタルパーマ、ストレートパーマ、カラーが2パターンの、計5名。

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技術に入る前に、毛髪診断と、これから創るデザインの解説をして、全員で共有していきます。

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当日、僕はコールドパーマを担当しました。

ここ最近、コールドパーマって結構ないがしろにされがちですが…やっぱ基本だと思うし、ココを理解していないと、デジやクリープもないかな…と。

持たせるだけが能じゃない。

取れていく課程までもコントロール出来てこそ、デザインが生きてくるのでは?

そこを最大限に生かせるのが、コールドパーマの醍醐味です。

 

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Beforeの状態はここからです。

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ダメージ部分はある程度カットして、レイヤーベースでデザインしました。

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事前に説明したデザインを、ロッドの回転数に対する仕上がりのカール形状、それによって生まれるデザインとスタイルの表情まで、言った通りにキッチリと再現するって言うのは、中々心地い緊張感でしたよ。

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今回協力してくれて、僕の提案を快く受けてくれたモデルさんが、めちゃめちゃ感激してくれていたので良かったです。。。

 

実際に5回終わってみて、伝える側の僕たちもかなり得る物が有りました。

1回講義が終わる毎に、受講者には課題をやってもらい、復習をやっていく中で生まれた疑問や、分からない事などに対しての質問を受け、正しい答えをお伝えしていく。

僕たちは伝える側にいる以上、間違って伝わったり、勘違いされてはいけないので、慎重に言葉を選びながら、時には資料を作ってお応えしていく。

 

この積み重ねが、自分達の知識をより深めてくれるので、、、僕たち講師にとってもとても有難い、有意義な時間でもあります。

 

そんなSSA(SACRO SCIENTIFIC ACADEMY)で、一体何をやってるの?ってとこですが、、、

 

頭皮などの皮膚生理学や毛髪理論から始まり、シャンプーやトリートメントの中身である洗浄成分や、 コンディショニング成分を整理していく、Round1。

更に毛髪を深く捉え、パーマの薬剤や掛かる仕組み、実際の薬剤のコントロールを深めていくRound2。

何度でもかけられ、後からパーマもかかり、ちゃんとブローが効くストレートパーマを学ぶRound3。

カラー剤の仕組みや染毛のメカニズム、正しい薬剤のコントロールと、ヘアカラーをファッションに落とし込む為のノウハウまで、本当に似合うカラーが出来る様になる為の様々な要素を学ぶRound4。

そして、実際にどうやってデザインに落とし込み、初めに想定したデザインを、説明した通りのデザインをキッチリと再現していくか?を、目の前でお見せするRound5。

と、続けてやっていくわけですね。

 

髪と頭皮の事に関しては、お客様は美容師しか頼れる人がいないんですね。

だから、そこにはしっかりとお応えしていきたい!と、僕は想っています。

 

美容師だから出来る事。

ココがしっかりと出来た上で、自分にしか出来ない提案だとか、自分ならではのデザインとかが生まれてくるのかな?と思います。

髪を美しくするのも美容師。

髪を傷めるのも美容師。

ダメージを上手くコントロールしながら、デザインと融合させて、素敵な女性像に仕上げていく。

髪のテクスチャは、ダメージ抜きには作れない。

だからこそ、しっかりとコントロールしていきたいですね。

 

得意な髪質、得意な客層、得意なジャンルやデザイン。

コレも大切だけど、それだけで良いのは、若いウチだけ…っていうのも、事実としてあるよね。

得意は苦手の裏返しでもある。

苦手な物がない上で、よりコレが好きだ!とか得意です!とかってならないと、出来ない物ばっかじゃ格好悪いかな?と思ったり。

僕も、昔はそうだったから。

デザインだ!!

って言ってても、デザイン出来ない髪を創っている自分がいたりしてね。

ハイトーン当たり前。そこにパーマやデジパー当たり前。

今の20代30代は、これからが踏ん張りどころだから。

ただでさえ、若い人の人口は減っていく訳だし。

強烈に影響力があって、黙ってても若いお客さんがドンドン集まってくる人でなければ…ちゃんと備えておかないと、後が怖いな…って思う。

 

いつやるの?

永い美容師人生の中で、ガッツリどっぷり美容にハマる時間も、必要なんじゃないかな。。。

 

 

 

 

いつからやるのか??

大村トップスタイリスト科3年生の授業が最終回でした。

1年生のやっとロッドが巻ける様になったか??って位の時期から、僕のパーマの授業が始まって、正味2年ちょっとかな。

まぁ、よく付いた来たと思います。

 

現在、僕はSSA(SACRO  SCIENTIFIC ACADEMY)に所属していて、全国で沢山のプロの美容師さんに、パーマやカラー、ヘアケアのことなどをお伝えするセミナーなどをやっています。

かなりキャリアを積んでいる方でも、しっかりと理解して実践に落とし込むというのは、中々大変な様で、何度も何度も復習と検証を繰り返しながら、ようやく少しずつ身に付いてくる。

という状況な訳ですが。。。

 

そもそも、全国的に見ると、パーマが苦手、若しくは余り得意ではない美容師さんが圧倒的に多い状況です。

プロ向けのセミナーなんかは、少しでもそんな状況が良くなっていけば良いな…という想いでやってたりするわけです。

しかしね…。

中々、状況は変わりませんね。。。

 

そりゃそうなのかな?とも想う。

今まで余りやってこなかったパーマ。

苦手だからやってない。

だから、苦手意識が強いというか、失敗するのが怖くなってるのかも。。。

先輩達の失敗を見ていたり、自分の髪で上手くいかなかった経験があったり…。

 

っていうか、サロンの看板背負ってサロンワークをやっているのだから、失敗するリスクは負いたくない。

だから、中々チャレンジが出来ない状況で、1歩前に踏み込むのが難しいんだろうね。

だから、相当本気で取り組まないと、中々結果が出なかったりする…。

 

やもすると、今までの経験が邪魔をして、違う切り口で仕事をやることや、自分のやり方を捨ててみるというのが難しい、結局変われなかったりして…。

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で、
今、正にオオムラでやっているパーマの授業というのは、SSAでやっている様なハイレベルな内容にかなり近い。

前回の授業の後、今回まで約2ヶ月の間に、20名にパーマをかけるという、ちょっと大変な課題を出していたわけだけど。。。

1人につき、1~2回の失敗はあった様だけど、回を重ねる毎にかなり精度が上がっていて、「おっ、結構上手いじゃん?イイ感じにパーマ掛かってるじゃん??」って感じで、確実に上手くなっている。
失敗といっても、かなりのブリーチ毛だったりで、初めから上手くいかないかも…という前提でやっててね。
それはそれで、何処が限界なのか?を知るいいきっかけになっていたり。

 

取り敢えずパーマが掛かったとか掛からなかったとか、そういうレベルではなく、きちんとデザインとして成立している。

学生でこのレベルまでいけてるのは、かなり驚きです!
(まぁ、出来る様になる為の授業なんだけど…)

彼等は、当然毛髪の構造や薬剤の知識もしっかり持って、アルカリ度と還元値、W効率とロッドの回転数を駆使して、正確にデザインに落とし込んでいきます。

そう。

プロでも中々難しい考え方を、彼等はごく当たり前にやっています。

 

薬剤のコントロールが、かなりのレベルで出来る様になっているので、仮に上手くいかなかった場合でも、何故上手くいかなかったのか?ということが、きちんと検証出来ています。

ex. アルカリが足りなかったのか?
ダメージに対しての薬剤チョイスは間違っていなかったから、ロッドの選定が悪かったのか?
ちゃんとパーマも掛かっているのに、スタイリングが上手くいかない…ということは、やはりベースカットのレイヤーが足りなかったのかな?

とか。

 

なので、彼等はカットがもっと上手くなれば、飛躍的にパーマが上手くなると思う。

というか、精度が高まるという言い方が正しいのかな?

 

彼等が、何故そんなにパーマが上手くなるのか?
という、単純な疑問。

 

やはり、やった数なんだよね。。。

彼等は、多少の失敗は、仕方ないで済んじゃう。

だから、リスクが多少合ったとしても、チャレンジ出来ちゃう。

これって、中々現場に入ってしまうと、難しい問題だけど…

やり方は工夫と努力をすればいくらでもあるはず。

 

それから、余計な概念や間違ったやり方を覚える前に、正攻法を知ること。

これが、凄く大切なのかな。

 

学生は、初めから正攻法だから、あまり分かっていない段階から、ほとんど失敗をしない。

だから怖がらずにチャレンジ出来る。

成功体験の摘んで上手くなる。

 

こんな感じ。

 

 

そう考えると、どんな教育を受けて育っていくか?は、これからの美容師にとって、本当に大切な命題になっていく。

自社で解決出来ない問題は、もしかしたら教育のアウトソーシングも、必要なんじゃないのかな?と思ったりします。。。

 

現実、SSAには今既に伝える立場にある(各々がセミナーなどをで活躍している)人達がどんどん受けに来てくれているけれど、その現れかも知れないね。

 

いつ、正しい基礎知識を学び、技術・デザインに結びつけていくか?

余計な知識が無い、出来るだけ早い方が良いんだろうけど、、、

本当は、どの美容学校でも、本当に必要な基礎知識が学べる様になると、現場としても助かるんだけどな。。。

導き。。。

先日、専属のアシスタントが退職しました。

もう、美容師はやらないそうで…。

 

永く美容師をやっていると、ちょくちょくとこういう事が起こる。。。
(他の仕事でもありますか、、、)

この前、離職率について記事を書いたばっかなんだけど…

 

何かね、、、

考えます、やはり。

 

毎度の事だけれど。

一人前にしてやれなかった感が、かなりある。

申し訳ない感というか。

 

本当は、自力で上がっていくしかなくて、

後押しや、きっかけ作りは周りから出来ても、

結局のところ、自分が望むかどうかでしかない。

 

分かってんだけどね。

育ててやれるなんて事はなく、勝手になるんだよ。

みんな。

 

そもそも、育てようってのが烏滸がましいって事も、

重々分かっている。

 

道を示してやることは出来ても、歩くのは自分。

 

端っから、期待通りに育つなんて想ってないし、

恩着せがましくなるのは嫌だから、

僕は、基本的に放任主義なんだけど。

 

でもさ。。。

 

結局、自分自身が見せられることしか、伝わっていかないんだよね。

 

僕自身が、もっと緩くやれれば、そこまで追い詰めたりはしないのかもな…って。

 

でも、どうしようもない。

前にも書いたことあるけど、、、

お客様一人一人。

やっぱ、、、

何となくは、やれないんだよね。

 

僕自身は、

毎回 “痛み” を感じながらやっているから、手を抜けない。

絶対にパーフェクトはない。

もっと、こう出来たんじゃないのか?

まだまだ出来る事があったはず…と想いながらの毎日。

その出来なかった事の一つ一つが、痛みとして刻まれていく。

 

だから、

どうしてもアシスタントにも、意識レベルでは同じでいて欲しいと思ってしまう。

 

同じ技術は出来ないし、上手く出来ないことだって沢山ある。

だけど、必ず僕がリカバリ出来る範囲で任せている。

本人が全力でやっている限りは。。。

僕も、ギリギリの所を判断して、任せる範囲を決めるから、

当然、ギリギリまで頑張らないと、上手くなんか行きっこない。

そこんとこのギリギリの緊張感や、負荷の連続が成長に繋がるって信じている。

 

でも、結局はそこの負荷のかけ方なのかな。

本当に難しい。。。

 

そこまで真剣になれない。

ついて行けない。

やっぱり自分には無理です。。。

って。

 

自分自身の理想とする所には、

僕自身まだ全然辿り着けてなくて、今でも必死なんだよね。

だから、レベル下げてこれぐらい…なんてのは死んでも出来ない。

 

緩さと優しさは違う。

どちらかというと、厳しさと優しさの方が、僕は近いと想っている。

楽しさは、厳しさを越えたその先にしかない。

 

一生喰っていけるだけのを。

人を幸せに出来るだけのを。

 

そんな簡単に身に付く物じゃないし、

生半可な覚悟じゃ、端っから無理なんだよね。

 

芸を身に付けるってのは、そういう事。

 

だから、やはり僕自身のスタンスは変えられない。

待つことは、いくらでも出来る…

本人が望むならば。

 

元々、技術なんて自分が一人で編み出したとか、そんな大層な物ではないから、全部丸ごと伝えるつもりだし、全部出し切ったところで、全部伝わらないのも分かってるし。

出し惜しみすることなく伝えるから、そこを越えていって欲しい…。

 

 

初めから無理だったのか、

導く方法が違ったら、未来が違っていたのか…。

 

答えは見つからない…

教育については、永遠のテーマなのかな。。。

美容師として。。。

 

 

先日完成した、

switchオリジナルのフリーマガジン

YELLOW[GIRLS]

前号から、遠方ですが、どうしても送って欲しい…というご要望を沢山頂き、

限定数ではありますが、少しでも多くの方に見て頂ければ…という事で、お送りさせて頂きました。
(郵送分の受付は、既に終了しております…)

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相当数のコメントを頂いていて、

スタッフのテンションも、かなり上がっています。

本当に有り難う御座います。

こういう、幸せの届け方ってのもあるんだね。。。
(お互いにね…)

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IGにも、沢山の方が「届きました!」という投稿をしてくれていて、

出来れば、こちらでもどんな方に届いているのか知りたくて、

#yellowgirls見ました

というハッシュタグを付けて頂く様に、お願いをしています。

 

で、、、です。

 

美容師の原点って、こういう事だな。。。

って、改めて思ったんです。

 

皆さんのコメントを読ませて頂いて。

 

もうね。

頑張るしかないわけですよ。

この、皆さんのご期待にお応えするには…。

 

期待度の高低は、多少色々あるとは思いますけど。

 

これが、美容室にいらっしゃるお客様の気持ちだと思うんですね。

 

このくらいのお客様の気持ちに、自分達・美容師が応えていくには、

どのくらいの覚悟と想い、準備が必要なのか。。。

 

きっとね。

何か感じて頂けるんじゃないか?と思うんです。

 

美容師さんで、Instagram をやっている方。

是非、#yellowgirls見ました で検索かけて、

コメントを読んでみて下さい。

 

美容師。

 

本当に素晴らしい仕事ですよ。

 

もっともっと。。。

 

僕達には、出来る事があります。

進んでいます☆彡

 

 

 

YELLOW [GIRLS] f009号

沢山のご注文を頂き、心から感謝致します。

大変お待たせした方もいらっしゃったようですが、

ようやく発送作業も終盤に差し掛かっており、

もう間もなく、皆様のお手元にも届く頃かと想います。

 

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既にお手元に届いている方々からは、

本当に嬉しいコメントを沢山頂戴しています。

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皆さんから頂いたコメントに、

スタッフ一同、元気やPowerをもらっている感じで、

サロンのお客様用に制作しているYELLOW [GIRLS] が、

こうやって、また多くの方の手に渡り、

当初の想いとは違う形で、

多くの方と、繋がっていくきっかけになっている事を、とても嬉しく思います。

 

スタッフも告知させて頂いていますが、

instagramで投稿される際には、ハッシュタグ 『#yellowgirls見ました』と是非入れて下さい!

出来るだけ、スタッフからも御礼のコメントなどお返ししたいと思います☆彡

 

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地方の1サロン switchが、自主制作という形で制作している

フリーマガジン yellow [girls]

 

毎回、試行錯誤を繰り返し、

場合によっては、撮影がほぼ終わっていたにも関わらず、

初めっから仕切り直し!になった事も。。。

こんなのは、外注で作っていたら、まず有り得ないですね(笑)

 

ヘアメイクは勿論、

初めの企画から、キャスティング・ディレクション・衣装のスタイリング・カメラマン・写真の選択・一字一句のコメント…

これら全ての編集作業を、全てswitch staff だけでやっています。

 

外部に頼らないから、

時間も掛かるし、営業時間以外の時間がかなり取られるし、休みもロケに行ったりで潰れる事も。。。

上手い事アウトソーシングしながら、スピード感を持ってやる事も出来るんでしょうけどね(汗)

でも、自分達だけで作り上げるからこそ、
濃い想いが詰まっているし、伝えたい想いが湧いてくるし、
きっとそれが、多くの方にも伝わっているのだと信じます。

 

今回も前回に引き続き、

50名の女の子が登場しています。

 

写真で切り取る、一瞬一瞬の彼女たちの表情。

1枚の写真では伝わらない事。

沢山枚数があっても、その子の写真だけでは伝えられない事。

一冊の冊子という形だからこそ、

伝わるPowerがあるのかな?と。

 

その子だけだったら、違う一枚を選んだだろうし、
もっと沢山の表情が、1ページ1ページの向こう側にはあります。

そんな、
いろんな一枚の写真に込められた、
沢山のストーリーにも、
少し思いを馳せながらご覧頂けたら、幸いです。

 

 

(注)締め切ったのは、発送を伴う遠方からのご注文分です。

switchのメンバーの方は、ご来店の際にお渡し致します!

また、直接ご来店頂ける方には、店頭販売分もまだ若干ありますので!

よろしくお願いします。

 

新しい相棒。。。

 

新しい相棒を迎えました。

craw 1

 

最近また、

どんなシザーを使ってるんですか??と、質問されるので。。。

新調したシザーズの事など、、、最新情報に更新します(笑)

 

今回の記事は、

美容師さんで、ハサミにこだわりがある人じゃないと、つまんないと思います。。。

 

さて、

コレまで23年間、ずっとロングシザーズを使って来ました。

元々7inchのビッグシザーから始まった、僕のキャリア。

 

早い仕事とは?

を追求し続け、デザインとそれを作り上げるまでの時間。

こだわりと止め時の、せめぎ合い。

 

このバランスを取る上で、きっとコレが究極だろう。

という形で去年(2013年)完成させたのが、このシザーズ。

1146

6.3inchの長さ。

ラインをスピーディに切るのと、細かな部分を切る時の小回り。

ブラントだけじゃなく、チョップも心地良いリズムで出来る。

 

顔周りをカットする時に、顔に当たるので、僕は、小指かけを使わない。

だからよりフィット感を上げる為、

指穴の大きさも、指が当たる部分の削りも全て自分仕様。

 

それから、ハンドルと刃の重量配分。

切れ味と、実際に手で感じる重量感。

重いと疲れる。

軽いと切れない。

という、従来の概念を越える為に考えられた、前後のバランス。

 

僕は、元々パネルをかなり厚切りするので、力がないと使えない。

髪の毛を逃がさず一発で切る為のパワーと、持った時に重さを感じさせないという、相反する事をバランスする。

刃に重さがあって、パワーがあるのに、手に伝わる感覚はかなり軽い。

これを実現する為に、

通常の物とは、支点のネジの位置がかなり違います。。。

 

実際に、switchのスタッフ用に制作した、サロンオリジナルのシザーズは、このバランスを元に造っています。

 

 

 

と、

まぁ、これで終わりかと思ってました。

このシザーズが出来上がってから、特に何も困ってなかったし。

 

でもね。。。

道具が変わることによって、違う世界が見える、
って事もあるんじゃないのかな?と思うようになって。

 

それで製作したのが、この5.6inchのシザーズ。

14.13

今まで、一度も手にした事がなかった、ミニシザーズ。
(サスーン系の方は、もっと短いと思いますが…)

 

ずっと、短いシザーでは、時間が掛かるし早く切れない…

という感覚があって、

使いたいと思った事もなかったし、必要ないと思ってた。

 

造ってみようと思ったきっかけは、

昨年末に他界した、DADA Cubicの故・植村隆博氏の影響。。。

仕事上でもプライベートでも親交が深かった、彼へのオマージュですね。

 

以前、ハサミ談義をした事があって、あぁだこうだとお互いの拘りをぶつけ合ったものですが…。

自分なりのこだわりで、彼の言っていた究極のツールを造ると、どうなるんだろう?

それで創るデザインって、何か変わるかも知れない…。

と、単純に想いまして。。。

 

 

コレが持ってみると【目から鱗】というか、

もしかしたら、こいつだけでも良いかも?!と思うくらいの出来栄えで上がってきた。

剣歯仕様。

ハンドルは、シンプルなメガネ型。

craw 2

 

指かけが嫌なので、親指と薬指が当たるところを削って、

ギリギリまでフィット感を高めた。

 

ハンドルの長さは、通常よりも少し長い。

これは、持った時の重量感を最大限に小さくし、

尚且つ、パワーを一番先端から、刃元までしっかりと伝える為。

 

刃の形状も剣歯でかなりパワーがあるので、

ワンレングスも1パネル一発で切れます。

 

また、剣歯でも刃先の幅をかなり精緻に計算したので、
インナーセニングも問題ナシ。

ロングシザーズのパワーと、ミニシザーズの取り回しが、絶妙なバランスで融合しています。

僕の感覚だと、

これ以上短くなると、ラインを一発で捉えるのが難しい。。。

 

ラインでカットする

点を繋いでラインを造る

 

両方出来る、究極のバランス。

 

何かね。

こうやって自分の感覚を、形にしていくのって、凄く楽しい。

実際にハサミが出来上がってきて、カットするまでは、イメージでしかない。

今までの自分の経験と、感覚を総動員して、一丁のシザーズに込める。

 

これまで、僕はラインの構成と組み合わせでカットし、デザインしてきた。

 

今また、これでテンション高く新鮮な気持ちでカットをしています。

もう一度初心に返って、リフティングやパネリングを正確に緻密に取ってみたり。

点を繋ぐ視点に変えて、デザインを改めて見直している。

 

 

ツールの大切さ。

ある意味で拘りを壊して見える事もあるね。

 

まだまだ勉強です。

 

独り言のような記事にお付き合い頂き、有り難う御座いました。。。

 

 

P.S.

いつも僕のメチャ細かくて、しかも感覚でしか伝えられない拘りを、しっかりと形にしてくれるDragonCrawの金子さん。

有り難う御座います!

アラフォー世代に贈る。。。

この季節になると、遠方にいる久し振りのお客様が増えます☆彡

彼女も、そんなお客様の1人。

 

アラフォーですが、攻めてます。。。

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写真ではこんな感じですが…(iPhoneだとこんなもんか…)

根元は13トーンで中間〜毛先は15トーンのハイブリーチ

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内側にはランダムに、

オレンジ・ピンク・イエローのヴィヴィッドカラーを。。。

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少しテクニカルな話をしておくと、

根元のリタッチは、14LVのアルカリカラーで一発塗り。
(8cmほど伸びてましたが、、、)

中間〜毛先のハイトーン部は、既にブリーチされているので、
脱染剤で余計な残留ティントを除去。

ここまでが、ファーストカラー(ベース作り)。

内側のヴィヴィッドカラーは、塩基性でホイリング。

その他の部分は、ペールピンク+モノトーンのマニキュアでトーンコントロール。

の2ステップで行うダブルカラーです。

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やり過ぎにならないバランスで。。。

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彼女とは、

もう、かれこれ17年超の付き合いです。

今回は随分と久し振りだったから、

うちのスタッフでも知ってる子が減ってきたけど…

10数年前、

僕のSHINBIYO デビュー時のモデルは彼女だったんだよなぁ。。。

 

そんな彼女も、2児の母。

10年前から関東に住んでいるので、

中々担当出来ないんだけど、、、

いつも完全お任せなので、好き勝手にやらせて頂いてます。。。

 

今回は、結べる長さで、カワイイ色にして下さい!とだけオーダー。。。

中々、分かってもらえないらしい…

まぁ、

美容師さんも、38歳のお母さんって先に聞いちゃうと、あんまり攻めれないのかな??

 

けど、

この世代でも、ガンガンやって欲しい人、いるもんね。

 

結ぶと出てくるヴィヴィッドカラーも、

全体のトーンを調整すれば、アラフォーでも挑戦出来るんじゃないですかね。。。。

 

 

時間あったら、ちゃんと写真撮ってあげたかったけど…

ゴメンね!