本日12月30日を以て、2022年の全ての業務を終了致しました。
いやはや。
今年は、本当に激動とも言うべき1年でした…。
相変わらずのコロナ禍が続いていますが、どうにか無事に25周年も迎えられて、26年目に入りました。
店長の独立も含めて、スタッフの入れ替わりが多い1年でもありました。
長くサロンをやっていく上では、ある程度の新陳代謝も必要で、このタイミングによって次世代のスタッフがグンと伸びたりするわけです。
これまでも、何度となくそういうアップダウンを経て、ここまで踏ん張ってきました。
ピンチはチャンスとはよく言ったもので、まぁまぁヤバくなりそうな時も、結果的には更にその上行くくらい、サロンもスタッフも成長してきたので、毎回そんなにビビっているわけでもないし、そのくらいの腹は括っている。
勿論、これから先も。。。
ここからは、ちょっと愚痴みたいになってしまうけど…
業務委託や面貸しやらと、どう一線を引いていくか?
きちんと教育をしてスタッフを育て続けるという使命を第一とし、きちんとチームとしてサロンを成立させながら、フリーランスとしてスタッフが抜けてしまう問題とどう闘っていくのか?
早期育成と、一人前までキッチリと育てて本物の美容師として育て上げる事の線引き。
早く売上を上げられる売り方と、売上げが上がり始めてからが本当の勝負・勉強が始まるという至極本質的な問題を、どのように理解させていくか?
つまり、教育というリソースとコストを、どう捉えて、投資し、回収していくのか?
ここの問題を解決していかないと、30周年35周年というのは、本当に厳しくなっていくな…と。
やはり、「自分は周りに生かされている。これからもずっと。」
これに尽きるんじゃないだろうか?
「一生涯美容師を続ける」
という訳でもない人が増えているから、そういう想いに辿り着かないのかも知れないけど。
何か、こういう話をすると、「育ててやったんだからその分キッチリ恩返ししなさい!」みたいな事を言ってると思われるんだけど、そうじゃないんだよね。
そんな事言ってたら、一生独立とか出来ないし、むしろ僕はしっかりと独り立ちできるようになって、サロンにもう学ぶ物が無くなった時には、巣立っていった方が良いと思っている。
自分がお世話になった人達に、ずっと返し続けるのって難しいし、不可能に近い。
だけど、自分自身がずっと成長し続ける事こそが、育ててくれた人達への恩返しだし、また自分が誰かを育てていく事が恩返しでもある。
自分が教えて貰って引き継いだ物は、自分の所で止めちゃいけない。
しっかりと次に引き継いで、繋げていかなきゃいけない。
そう思っています。
だから、いろんなビジネスのやり方があって、いろんな価値観があって、事業のやり方があるから、他人の事をどうこう批判したりするつもりはない。
同じ美容師という職業であっても、いろんな立ち位置があるし、仕事自体の捉え方もいろいろあるのは分かっている。
でも自分は、誰かが一生懸命に精魂注いで育てたスタッフを、寄せ集めて利益が上がれば何でも良い…みたいな事は、やっぱり出来ないな。
伝えていかなきゃいけないのは、技術だけじゃない。
知識も、想いも、人との関わりや、チームでしか出来ない、一人では為し得ない、かけがえのない事や時間。
そして、ずっと美容師として支持され続ける事の大切さを。
同じ想いを持っている仲間と、もっと大きなうねりを起こし続けたい。
志向はそれぞれ。
でも思想は同じ。
働き方の選択肢が増える事自体は、とても良い事だと思う。
でも、美容の本質が分かっていない人が、その場の事だけで片付けてしまっているのは、どうもモヤモヤしてしまうよね。
switchだから出来る事。
switchでなきゃ出来ない事。
switchにいるから成長できて、まだまだいける!という環境作り。
26年目のこれからが、今までよりもっと本質を問われると思うし、どこまでこんな事を言い続けられるか?
引き抜きや寄せ集めをやらずに、switchのismを伝え続けられるか?
ここをブラさずに、これからもずっとやり続けていこうという、決意表明をして、2022年を締めたいと思う。
今年も1年。
本当に有り難う御座いました。
2023年も皆様にとって幸多き1年に成りますように
switch代表 田中征洋