美容師の仕事って、世の中的には、いろんな捉えられ方をしているね。
昔とは、だいぶ違ってきている部分も多い。
一時の流行みたいな時期を経て、
最近、美容を志す若者の中には、福祉関係…例えば、介護とか…その辺りの仕事と比べて、どっちに進もうかな…みたいな感じで、選んだりしているみたい。
それはそれで、とても良いこと。
美容師の仕事=直接、人の役に立てる仕事
という風に認知されているという事で。
はたまた、
法律上は、公衆衛生というカテゴリに分類されていて、銭湯とかクリーニング屋さんとか、その辺りと同列な施設として扱われています。
清潔で衛生的な生活を送ることが、当たり前じゃなかったんだよね、昔は。
今でも、髪を整える=身だしなみ
的な部分で捉えてる人も結構いるし。
でさ。
自分自身が、どの辺の美容師でありたいのか?
美容師として、どんな将来像を持っているのか?
ハッキリさせるべきだと思うんですね。
ヘア・ファッションを通して価値を生み出し、しっかりと料金を頂ける美容師なのか、
リーズナブルな料金で、いつでも切りたい時に切ってくれる、コンビニエンスな美容師か、
ディスカウントして、必死で常に新しいお客様を集めて垂れ流し、、、みたいなスタイルで行くのか。
まぁ、ビジネス的観点で捉えれば、成り立ってさえいれば、どのカテゴリでも良いんだろうけども。
でね。
やっぱり、僕たちの仕事。
どのカテゴリでやっていくにしても、
安かろう、悪かろうではダメだと想うのね。
勿論、安くないのに悪いのは論外。。。
どのビジネスモデルであっても、ビジネスとして成り立たせていくだけの、しっかりしたやり方ってのがある。
美容師として頂く、技術=メニューに対する料金を、何処に設定するのか?
によって、
当然、そこで選んで来店されるお客様の層が変わってくる。
いろんなスタイルの美容師像があって、それぞれの働き方があるから、何が良いとか、そう話ではないんだけれど…
ココがハッキリと決まってくれば、
当然、自分自身がどうあるべきか?
っていう、自分像が自ずと決まってくると思うのね。
僕の各記事を読んで頂いている方は、何かしら多少僕の考えに賛同してくれている人が多いと思うので、僕はこう思っているって処で書くと…
やはり、僕はデザイナーでありたいと想っていて、switchもデザイナーの集団でいたいな…と想う。
デザインを気に入ってもらって、デザインで繋がっていく。
まぁ、要素としては、人柄とかいろいろあると思うけど…
やはり、そういった美容師を、美容師集団を目指したい。
だとすると…
自分達は、どうあるべきなのか?って考えなきゃならない。
生活や環境は、デザインされた物に囲まれていた方が良いと思うし、
衣にしても、食にしても、デザインされた物を選びたい。
そして何より、自分自身がさまざまな物をデザイン出来た方が良いと思う。
デザインというより、クリエイトという表現の方が近いのかな。
日常は、いくらでもクリエイティブに出来ると思うし、自分自身の思考がクリエイティブであるべき。
当然の事ながら、サロンワークはクリエイティブであるべきです。
クリエイティビティに溢れたデザインを求める人は、沢山いると思う。
今は、ネットやSNSの発達で、どうしてもマーケティング的思考でヘアスタイルを売りがちだけど…
そればっかじゃ無いと思うけどな。
発信の仕方そのものも、
誰だか分からない見えてない相手の為に創ることも、まぁ新規開拓という意味で大切なのかも知れないけど…
やっぱり、ターゲットがハッキリしている方が伝わると思う。
そもそも、ネットで発信しなくても、
毎日のサロンワークで創り出されるヘアデザインは、十分な発信に成り得ると思うけどね。
だから、サロンワークのクオリティが、そもそも高くなきゃいけないし、そこにメッセージがないと、
ご紹介でお客様なんか来ないわけで。
やっぱりさ。
どうのこうの言った所で、ご紹介でいらっしゃるお客様の数が、美容師の実力のバロメーターであることは、
きっと、今も昔も変わっていない。
そもそも僕達は、何万人もの人を相手にしている仕事ではないし、というか実際何万人も担当出来ないよね。
だったら、もっとコアな部分。
いま、目の前にいる人の為に、もっと意識を向けるべきだし、いまリアルに創っているヘアデザインが、クリエイティブであるべき。
別に奇抜なデザインがクリエイティブな訳ではない…
そこにメッセージがあれば、必ず今カットしたお客様の向こう側にいる人に伝わると思うし、そこに自分のファンが出来ていくと思うんだけどな。
発信は、何もネットだけじゃない。
そっちで売っていける人と、そうじゃない人がいる。
だけど無視は出来ないし、出来るならしっかり活用するべき
何でもかんでも、SNSで集客!!みたいなのは、ちょっと違うかな…と。
もっと、愚直にデザインを追求して、
デザインを通してしっかりとした絆を作って行くやり方が、
本来の美容師の姿な様な気がするんですけどね。。。
その為には、当然技術も知識も必要
何かに自分のパワーを集中した方が、きっと力を発揮出来ると思うから。
何を先にやるかは、それぞれのタイプがあると思うけど。。。
もっと、クリエイトする事に重きを置く人達が増えても良いんじゃないでしょうかね。
大体、発信出来る物が無きゃ、伝わらないんだし。
運良く来てくれても、期待に応えられないんじゃ、逆効果だし。
というか、ネットで人気がある人も、しっかりとデザインしていて、クリエイティブな感性を持っているから売れてんじゃないのかな。。。
真似するべきところが何処なのか?
もっと考えた方が良いよね。
って話です。。。