※注 此方の記事は、お金の話に拒絶反応がある方には、非常に不快に捉えられる内容が含まれています。
いろいろな考え方がありますので、ご意見等はしっかりと受け止めますが、よく分からない中傷はご遠慮下さい。
飽くまで、一人の美容師として、
これから美容師を目指す後輩に向けた、僕なりのメッセージです。
ということで、本題です。
世の中のモノには、高いモノ・安いモノがあります。
高料金のサービスもあれば、安く受けられるサービスもあります。
物の価値。
サービスの価値。
技術の価値。
自分自身の価値。
価値と呼ばれるモノの実体とは。。。
物を買うにしても、何かサービスを受けるにしても、お金が掛かります。
価格=料金 が発生します。
この辺り、所謂【適正価格】といわれる価格がありますが、果たして、、、
何を持って適正か?というのも、結構難しい問題で、
結局、そのモノ(サービス)自体に価値を感じる人そうでない人がいますね。
だから、受ける側(消費する側)が、そこに価値を感じているという前提の話になると思うんだけど。
一般的には、付加価値が高い程、そのものの価格(料金)が安く感じるといわれますね。
これも、自分の価値観にそぐわないジャンルの物は論外だけど。
でね。
結局、その辺りの基準って、思いっきり自分基準な訳ですよ。
もっと言えば、その金額を払える自分かどうか?という事も、当然あると思う。
自分自身がどんな生活を望んでいて、どんな事に幸せを感じていて、どんな価値観で生きているのか??
それによって、そもそもの物の価格(料金)における、絶対価値が変わると思う。
安い物には安い理由があるし、高いモノには高いなりの理由がある。
自分の価値観と合う物に関しては、高くても満足出来るかも知れないし、高いから満足度が高いのかも知れない。。。
そして、そのものの価値が分かる自分なのか?って事もあるかも知れない。
自分以外の所に、いろんな物を求め出すと、イコールお金が掛かる。
と僕は思っている。
なので、僕が今置かれている環境、また自分の今の価値観においては、お金はとても必要な物です。
特に年齢を重ねてから、益々そう思う様になったかな。。。
贅沢は敵だ!的感覚は、どうも日本人に昔から刷り込まれていて、お金の話自体がタブーみたいに言われたりもしますが…。
キレイでいるにはお金が掛かる。
健康でいるにもお金が掛かる。
病気になっても生きて行くには、お金が掛かる。。
安全安心な物は、何処で作っているのかよく分からない物よりもずっと値段が高い。
こだわって作られた物は、それなりの値段がする物だ。
食べ物然り、洋服も然り、身の回りの物なんでもそうだよね。
1万円のカットソーと、300円のTシャツの違いって何だ??
何処か田舎で、自給自足で、そもそも自分のコミュニティにオシャレとかいう価値観が薄いんだったら、また違うとは思うけど。
昔は、ジャンクフードばっかでも平気だったけど、今はちょっとヤダな、、、って感じだし。
何処かの国で大量に生産される、農薬バリバリの野菜は食べたくないし。
遺伝子組み換えの餌を、これまた大量に食べさせて育てられた食肉は、何となく気持ち悪いし。。。
有り得ないくらい安い賃金で、あまり良いとは言えない労働条件の下で作られたファストファッションも、何となく気が引ける。。。
やっぱ、安い物には、安いなりの理由がある。
企業努力によって価格は下げられているわけだから、全てを否定するわけではないけれど。。。
僕自身が、搾取される側だったら、自分の事を不幸と感じるかも知れないな。
自分の事は認めて欲しい。
これは、ほとんどの人が共通に持つ欲求じゃないかな。
自分自身の価値を計るのに、【お金】という基準があるのは否定出来ない事実。
自分の能力や、労働や、クリエイティビティなど、何かしら自分が生み出す物に対しての対価=【お金】だよね。
より多くの人に認められ、多くの人に必要とされ、高い価値を生める人は、多くの対価を得ているのでは?
自分の価値を、きちんとお金に換えられる人を【プロフェッショナル】と呼ぶよね。
お金にならないという事は、他の人にとっては価値を感じにくい…という事です。
周り諄くなってしまったけど…
稼ぎたいと思うなら、他人の価値も認めなきゃね。
他の人の、労働や、クリエイティブな活動や、創作物・制作物に対して、敬意を持って受け入れるのならば、それに対しての対価が発生するのは当たり前。
だから、自分自身がどんな生活をしたいのか?
どんな美容師(大人)になりたいのか?
どんな価値観を持って生きていくのか??
ってことを、もう少しちゃんと考えた方が良いと思うんだよね。
何を食べて、何を着て、どんな生活を送るか?
誰と、何処で、どんな仕事をして、どんな人に認められていきたいのか?
美容師だから、どんな人達を顧客にしていきたいのか?になるかな。
貴方のお客様は、貴方の鏡です。
安い服で、安いものを食べて、安い物に囲まれて、平気な人は、、、
そういう事です。
仕事というのは、ボランティアとは違うので…きちんとした対価を得るのは何も悪いことではなく、当たり前のこと。
大いに稼いで、沢山の物に触れて、沢山の経験をして、自分の価値を上げて欲しいと想います。
贅沢をすることとは違います。
価値を創り出すには、お金も掛かるのです。
価値を創造する。
クリエイティブな人になって欲しいです。
僕は、きちんとお金を使える大人でいたいかな。
きちんと、お金を払って頂ける存在である為に。
さて、
貴方の絶対価値って、いくら位なんでしょうか。。。
貴方は、どんな美容師になりたいのですか??