ここ数年、女性美容師が注目されている!!
なんて、業界内ではよく言われているんですが…。
まぁ、今に始まった事ではなく、前からそうなんじゃ?
なんて思っているわけで。
近年の日本の美容というのは、女性の社会進出と、その後一般的になる共働き。
そして、日本総中流化のもとに発展してきているわけで。
そのもっと前は、着付けも髪結いも男性がやっていた仕事。
それが、女性解放政策などのいわゆるフェミニズムの台頭と近代美容の広がりの中で、女性による女性の為の美容…のような、形が段々と出来てきた。
日本にも西洋の文化が入ってくると共に、世の中が変わっていく。
そんな中で、
家業を手伝う、という以外の仕事を女性が手にしていくのに、美容はとても相性が良かったんだね。
その後は、着物や結髪から、洋服・洋髪に変わり、
京都の花街などの一部で、男性だけで行われていた伝統的美容の世界以外では、
美容師=女性
になっていった。
僕が美容師を目指した1980年代は、
ヘアメイクなどで、男性美容師の活躍が話題になり始めた頃。
業界のほんの一握りのトップ集団には男性もいたけど、
まだまだ街の美容室には、ほとんど女性しかいなかった。
現在でも、
全国平均で見れば、圧倒的に女性の美容師さんの方が多いはず。
そんなわけで、そもそも女性美容師さんが最近イケてる!とか、そういう感じでもなく、美容はもともと女性の仕事。
そこに男性が、乗り込んでいった!って感じがするんですけどね
でね。
先日、福岡の大御所グランマッシュの三石氏とご一緒した時に、
「元々、男性美容師にやって欲しいと想っている人は3割弱。最近女性美容師が…じゃなくて、端っからそうなんだよ。その少ない、男性美容師にやって欲しい人達が求めるのは技術。どうでもいい話とか、誰も聞きたいと思ってないよ。」
って言われてて、そうだよな…って納得。
共感とか居心地とか、相談とか…そういうのを求める人は、多分女性美容師を選ぶよな…。
また、先日FBでHEAVENSの小松氏が、
〜〜〜
「目の前のお客様のヘアの事だけ考えろ!
全身全霊でお客様にのぞめ!
美容とはそういうもの。他の事は考えるな!」
と育って来ました。
古いですかね?
〜〜〜
と、投稿されてましたが、僕も本当にそう思う。
良いデザイン。
その人が、今よりもっと輝ける為に。
そのヘアデザインによって、もっと素敵に見える。
素敵に見えるから、気分が上がる。
だから、もっと素敵に見える。
良いデザインを提供出来る為の、技術や知識。
これないと、イメージできても形に出来ない(汗)
そして、それを選ぶセンス。
どんなデザインにするのか?
どうやって具現化するのか?
そもそも、今が変えるべきタイミングなのか?
技術+知識+センス
小手先でなく、真っ向から勝負できるのって、コレしかないよね。
気持ちにフィットさせてデザインしていくっていう所を考えたら、まぁ共感とかも大切なんだろうけどね…。
付き合いが長くなれば、女性だから男性だからって部分も、きっと超越して、「分かってる!」になるんだろうけど、そこに行き着くまではね…。
どうやったら選ばれるのか?ってのは、やっぱ男女で違う気がするな。
努力すべき事。
発信の仕方。
それぞれ違うんじゃないのか。。。
愚直に、真っ直ぐに、追及していく事。
僕は、
いつでもタイムリーに、フィットするデザインを提供出来る美容師でありたい!
なんて事を考えていたら、
何となくテンション上がって、
長年来てくれているゲストの皆さんを、
思いっきりスタイルチェンジしまくった、昨日・今日のサロンワークでした☆彡
まだ2月だけど…もう春の準備でしょ!
では、明日の仕事の為に、大阪に移動します。。。