植村隆博氏 追悼イベント
“switch” に参加してきました。
本編のステージが始まるまで、2拠点で展開される展示。
本当に多くの美容師さんが、想い想いにじっくりと時間をかけてリサーチワーク。
言葉はいりませんね。。。
植村語録と題された、
全国に散らばる同志や、DADA Cubicのスタッフから集められた、
印象に残っている植村氏からもらった言葉達。
ちょっと見難いかも知れないけど…
是非、一つ一つしっかりと読んで頂きたい。。。
これらの言葉は…
植村氏と親交がなかった人達にとっては、俄に受け入れにくい物かも知れない。
これが、自分のサロンのスタッフではない、外部の美容師へ。
しかもそれなりのキャリアを積んできた人達に向かって発せられた言葉という事。
ピンとこない人達も、それがどういう事なのか?
少し考えてみて欲しい。
僕達には、言葉がそのまま植村氏の声で、今でも耳に届きます。
終わってからの打ち上げにも参加させて頂き、その場でコメントも求められましたが、言葉がありませんでした。
自分が知りうる言葉では表現出来ない、ただ感謝したい気持ちしか有りませんでした。
これまで美容師・美容業界を作ってこられた先輩方。
美容という道を選んだ自分を、サポートしてくれた親や家族。
一緒に日々頑張っているスタッフ。
いつもご支援頂いている大切なお客様。
全国にいる、様々方向は違えど同じ想いを持って、歩み続けている同志達。
そして、その縁を一気に拡げてくれた、植村隆博さん。
今回、この様な形でまた皆が一つになれる場を作って下さった、ガモウ関西・藤本社長はじめスタッフの皆さん。
出演された皆さんとそのサポートメンバーの方々。
本当にいつも有り難う御座います。
美容師は、本当に素晴らしい仕事です。
自分の力で、自分の道を切り開いていける、数少ない職業の一つです。
僕は、DDAで学んだわけではないので、植村さんに技術などを直接教わった事はありませんが…
この16年。
一美容師の友人として、本当に沢山のことを話し、お互いに相談し、やはり僕自身、本当に多くの影響を受けています。
美容師として、というより一人の人間として。
自分の仕事に、生き方に、
誇りを持ち、自信を持ち、確信を持って。。。
他人に対して、こんなに厳しく出来る人は、本当に少ない。
普通なら、
嫌がられるに決まってるし、避けられるかもしれない。
なのに、全国にこんなに多く、彼を慕う人達がいる。
彼が、本当に誰よりも優しく、誰よりもその痛みを分かっている、という事を、皆知っているから。
苦しさや困難を乗り越えた先に、本当の楽しさが待っている。
これは、美容に限ったことでは無いと思う。
本当の優しさって何なのか?
楽しさは、自分で努力した先にある物であって、きっとその辺に見えているモノは、本物じゃない。
それを知っているから、皆にもその景色を見せたい…。
これから、僕達が伝えていかなきゃいけないのは、こういうことじゃないのかな。
甘やかしても、何も良いことはない。
ちゃんと自立して、自分の腕で飯を食っていける。
自分の人生を切り開いていけるチカラを。。。
デザインとは何ぞや?と、
それを創る為の“技”。
自分が誰よりもやっている。
言葉で言うだけじゃなく、自分が努力している。
そんな姿を見せることしか、周りを巻き込む方法ってきっと無い。
もう一度、美容を本気で一生楽しんでいける為に。
本気で楽しむには、本気でやるしかない。
植村さんは、そんな事を改めて僕達に投げかけている気がします。
この灯を消してはいけない。
先ず、あの場にいた我々全員が、今一度変わって…
switchを入れ直す時ではないでしょうか。。。
そして、今は苦しかったり辛かったり、
色々と悩んでいる人もいるでしょう。
だけど、絶対に逃げずに立ち向かって欲しい。
周りに依存せず、自分と 向き合って欲しい。
自分の道を決めるのは自分です。
乗り越えた先には、必ず明るい未来が待っています。
生きたくても生きられなかった、あの人達の美容師と言う生き方を。
簡単に捨てずに、踏ん張ってみませんか。。。
こんなに素晴らしい仕事。
本当の楽しみを知らずに去って行く若者を、これ以上増やさない為に、僕達が出来る事。
植村さんが本当に悩み苦しんでいたテーマです。
もう一度、考えましょう。。。