ダジャレの様なタイトルですみません。。。
今記事は、割と長文なので …お時間ある時にどうぞ!
さて…
サロンでも自分自身でも、かなり使っていて、
もう手放せない存在となっているホホバオイル。
の割りに、まだまだ良さが伝わってないなぁ…
お客様で使ってる人が、そんなに沢山いないなぁ…
こんなに良い物なのに…
ってことで、
今回は、何故ホホバオイルが良いのか?
に、ついて書いてみようかと。
この冬は、みんなホホバオイルでケアしましょう!!!
という勢いで、ブログ書きます(笑)
何処にでも使える!という言い方は、少し乱暴かも知れませんが…
髪にも肌にも使えます。
スキンケアにも、ヘアケアにも、クレンジングにも…
肌トラブルの防止にもなりますし。。。
勿論、僕も含めウチの家族も、全員使っています。
僕ん家の経験談でいうと…
ウチの奥さんは、妊娠中ずっとホホバオイルでマッサージしていたので、妊娠線が全く出来ませんでした!
髪に洗い流さないトリートメントの代わりに使ったり、顔も含めた全身のケアにも使ってます。
子供には、全身に塗ってあげるし、お風呂上がりにはベビーマッサージもやります。
※ベビーマッサージとは…コチラ↓
http://www.chukyoshoji.jp/html/newpage.html?code=2
御陰で、
夏に汗疹も出来にくかったし、顔のひっかき傷なんかの治りも早いです。
サロンでは、
ヘッドクレンジングやヘアカラー時の頭皮保護などにも使っています。
さて、
ヘアケアにオイルを!という流行になってから、
かなり久しいですが…
何故、スキンケアやヘアケアにオイルなのか??
先ず、人間の皮膚(毛髪も含む)の表面には、皮脂膜という物があります。
皮脂膜は、天然の保護クリームと呼ばれていて、
肌の角質層や髪の水分の蒸発を防いで、潤いを保ち、
外からの異物や雑菌の侵入を防ぐ役割をしています。
一度洗い流すと、再形成されるまでに、約4時間くらい掛かると言われています。
(年齢と共にこの時間は長くなります)
加齢と共に、段々と乾燥肌になっていくのはそのせいです。
昔は何もしなくて良かったのに…
ですね(泣)
僕も35歳くらいまでは、顔も洗いっぱなしで特に何もやってませんでしたが…
シワがやたら増えてきてるのに気付いて、ヤバっ!!!!ってなって、ホホバオイルを使い始めた次第です。。。
そう。
皮脂量の低下が乾燥を招く!
なので、必ず必要な物なんですね。
肌の調子が悪い。
髪に艶がない。
肌や髪が乾燥している。
というのは、この皮脂膜の不足が原因です。
なので、
スキンケアでは、乳液やクリーム、
ヘアケアではオイルを、付けるわけです。
なので、
ケアの基本は、皮脂膜の不足を補う。
という事になります。
では、皮脂膜は何で出来ているのでしょうか?
皮脂膜の構成成分は、
①トリアシルグリセロール(19.5~49.4%)
②ジアシルグリセロール・モノアシルグリセロール(2.3~4.3%)
③脂肪酸(7.9~39.0%)
④スクワレン(10.1~13.9%)
⑤ワックスエステル(22.6~29.5%)
⑥コレステロール(1.2~2.3%)
⑦コレステロールエステル(1.5~2.6%)
ザックリ言うと、毛穴出てくる皮脂と、汗が混ざった物です。
※ 全て同義語です↓
トリアシルグリセロール=トリグリセリド=油脂=脂肪
さて、
一般的にオイルといわれているものは、このような分類になります。
皮脂膜には、どちらも含まれるんですね。
オリーブオイルやアルガンオイルなどは、
トリグリセリドと呼ばれる、脂肪酸とグリセリンくっついた物です。
ホホバオイルは、ワックスエステルです。
なので厳密に言うと、ホホバオイルはオイルという名前でも、構成がちょっと違うんですね。
「オイル=油脂」とは、上に書いたトリグリセリドのこと。
ホホバオイル以外の主要なオイルは、すべてトリグリセリドなんですね。
脂肪酸というのは、オレイン酸とかリノール酸とかパルミチン酸とか…
お料理が好きな人なら聞いた事があると思います。
この脂肪酸は、種類によって酸化しやすい物と酸化しにくい物があります。
皮脂膜に含まれる脂肪酸は、肌のコンディションによってかなりバランスが変わります。
しかも、足りていない脂肪酸を与えすぎると、もう十分足りていると皮膚が勘違いして、今度はその脂肪酸の産生自体が減ってしまい、益々不足してしまうことも…
なので、オイル=トリグリセリドを、直接肌に使用する場合は、コンディションに併せて、脂肪酸組成の違うオイルを使い分ける、正しい知識と判断が必要なんですね。。。
また、脂肪酸の種類によっては、酸化しやすい物もあり、臭いが出たり、肌に付けると害になる物もあるので、ちゃんと選ばないといけない。
精製の仕方などのグレードはどうか?
とか、意外と気を遣わなきゃいけない事が多いんです。
(精製の仕方やグレードで価格がかなり変わります。食用でもそうですが、植物油の安い物は注意が必要です。)
いや…これ結構、素人にはハードル高い(汗)
ここ最近、オーガニック思考の方が増えているので、植物オイルをスキンケアやヘアケアに使っているという方が増えています。
そういった方々が、自分だけの判断で(主にネット上で得られる知識)オイルを選んで、そこの判断が違っているケースが多々あるのです。
自己責任でやる場合は、しっかりと正しい知識を身に付けたいですね。。。。
髪は、直接肌には触れないので、ベタ付くとかヘアスタイルが決まらないとか、見た目上のリスク以外は余りありませんが、(酸化臭の問題はあるけど…)
ヘアケア専用として、予め必要な成分が組み合わされている商品は、
髪質やヘアスタイルとの相性だけ考えれば良いので、美容師さんに聞いて決めてもらうと良いですね。
何故、髪にオイルが必要なのか?というと…
髪にダメージがない場合は、
頭皮から出た皮脂膜が、キューティクルの一番外側にある18MEAと呼ばれる、油の通り道を通って、毛先まで運ばれます。
これで髪が保湿されていたり、ツヤが保たれたりします。
しかし!
この18MEAと呼ばれる部分は、一度無くなってしまうと自力で再生出来ません。
しかも1回のヘアカラーで ほとんど無くなってしまいます。
なので、ヘアカラーをしている髪は、毛先まで皮脂が行き渡らず、皮脂膜がありません。
なので、ヘアカラーをやっている人は、必ずオイルケアが必要なんですよ!
という事で…お待たせしました。。。
ここまで長かったですね(汗)
ホホバオイルは、成分の97~8%がワックスエステルで出来ています。
ワックスエステルは、主に外刺激からの保護や紫外線のブロック、保湿効果など、
主に皮膚のバリア機能を担っています。
(因みに人間以外の動物の皮脂膜は、ほぼワックスエステルです)
また、ホホバオイルに含まれる、天然のトコフェロールは強力な抗酸化力があって、オイル自体の酸化を防ぐだけでなく、肌の老化防止にもなります。
この酸化しにくい特徴は、アレルギーや肌荒れを起こしにくいので、肌質も選びません。
更に、皮脂の過剰分泌や不足をコントロールし、正常な状態に戻してくれます。
なので、
他の油のように、含まれている脂肪酸の種類を選んだりする必要が無いんです。
つまり、バリア機能を正常に戻し、保湿効果もあり、しかもベタベタせず、酸化もしないから防腐剤いらず…と、良い事ばかりです。
植物由来の中で唯一、人工心臓の潤滑油にも使われている程、安全性も非常に高い。
King of Oil
と呼ばれる所以です。
ワックスエステルを多量に含んでいる植物由来の物は、ホホバオイル以外ないんです。
肌にトラブルが既にある方や、アトピーやアレルギーがある方でも、安心して使える。
なるべく安全・安心な物を使いたい!
でも、しっかりケアしたい!!
という方には、本当にオススメです。
ということで…
この冬は、ホホバオイルで全身ケア。
初めてみては如何ですか???
因みに僕ん家は、家族全員で使うのでリッター買いです(笑)