7年程前から、
ハサミのオーダーをお願いしているドラゴンクローの金子さんに誘っていただいて、
三重県の松阪市まで行ってきました。
山端鋏製作所さん。
日本でも数少ない、全ての行程を手作業で行い、
本当の手作りで鋏を作っている本物の職人さん。
親方と2代目。
自分の鋏をお願いして、今まではメーカーの金子さんを通じて、
数々の我が儘を聞いてもらっていましたが、
是非一度、直接お会いしたい!とお願いして、今回の訪問が実現しました。
隅々まで掃除が行き届き、完璧に整理整頓された、作業場。
全て手作業だから、一丁作るのにとても時間が掛かるが、何処に何があるかを探したり、するような無駄は、お客様に迷惑をかけてしまうので、そういったことがないように、物の整理をしている。と2代目が教えてくれました。
仕事や身の回りがキレイな人は、やはり出来上がりも実に見事。
という、職人にとって当たり前の事を、かなりのハイレベルで実践されている。
何となく、ゴミゴミしてほこりっぽい工場をイメージしていたが、流石だな…と、感服した。
とても作業中だとは想えない、身の回りの片付き様。。。
改めて、自分自身を見直したい。
初めの切り出されたばかりの鉄板。
コレを磨いて叩いて、大切に一丁の鋏に仕上げていく。
僕が預けて修理をお願いしていた鋏の、最終の仕上げをして頂く。
ハンマーで数カ所叩きながら、0.001 mmの世界で微妙な調整をしていく。
僕自身も自分の手の感覚で、感じる違和感をを伝えて、
更に調整してもらう。
この、何とも言えない職人同士のやり取りが出来たことが、とても嬉しく感動さえ覚えた。
今は、コンピュータ制御で機械を動かし、0.1mmの狂いも無い鋏を、いとも簡単に作れるようになったという。
しかし、用途と鋼材の組み合わせや、使う美容師に合わせたカスタマイズは、やはり職人の腕があってこそ。
今になって思えば、
僕も昔は、自分の切り方を鋏に合わせていたんだな…と。
でも、本当に自分だけの一丁に出会ってからは、ほんの少しだけど、カットが上手くなった気がするし、まだまだ上手くなれそうな気がする。
切った髪の一本一本の感触が、自分の手にダイレクトに伝わってくる。
自分がイメージした通りの切り口。
狙った一本を確実に切りきれる感覚。
何処までも、
こちらの拘りに付き合ってくれて、
使う人に合わせ切る職人の拘り。
ある程度のキャリアは必要かも知れないけど…
良い道具を使うことが、良い仕事に繋がる。
道具が全てでは無いかも知れないけど、
道具で仕事も変わる。
本物に出会えた喜びが、
もっと精進して、もっと上手くなりたい気持ちに繋がりました。
有り難う御座いました。
2015年9月 シャンプーソムリエの資格を取得しました。
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