先日、専属のアシスタントが退職しました。
もう、美容師はやらないそうで…。
永く美容師をやっていると、ちょくちょくとこういう事が起こる。。。
(他の仕事でもありますか、、、)
この前、離職率について記事を書いたばっかなんだけど…
何かね、、、
考えます、やはり。
毎度の事だけれど。
一人前にしてやれなかった感が、かなりある。
申し訳ない感というか。
本当は、自力で上がっていくしかなくて、
後押しや、きっかけ作りは周りから出来ても、
結局のところ、自分が望むかどうかでしかない。
分かってんだけどね。
育ててやれるなんて事はなく、勝手になるんだよ。
みんな。
そもそも、育てようってのが烏滸がましいって事も、
重々分かっている。
道を示してやることは出来ても、歩くのは自分。
端っから、期待通りに育つなんて想ってないし、
恩着せがましくなるのは嫌だから、
僕は、基本的に放任主義なんだけど。
でもさ。。。
結局、自分自身が見せられることしか、伝わっていかないんだよね。
僕自身が、もっと緩くやれれば、そこまで追い詰めたりはしないのかもな…って。
でも、どうしようもない。
前にも書いたことあるけど、、、
お客様一人一人。
やっぱ、、、
何となくは、やれないんだよね。
僕自身は、
毎回 “痛み” を感じながらやっているから、手を抜けない。
絶対にパーフェクトはない。
もっと、こう出来たんじゃないのか?
まだまだ出来る事があったはず…と想いながらの毎日。
その出来なかった事の一つ一つが、痛みとして刻まれていく。
だから、
どうしてもアシスタントにも、意識レベルでは同じでいて欲しいと思ってしまう。
同じ技術は出来ないし、上手く出来ないことだって沢山ある。
だけど、必ず僕がリカバリ出来る範囲で任せている。
本人が全力でやっている限りは。。。
僕も、ギリギリの所を判断して、任せる範囲を決めるから、
当然、ギリギリまで頑張らないと、上手くなんか行きっこない。
そこんとこのギリギリの緊張感や、負荷の連続が成長に繋がるって信じている。
でも、結局はそこの負荷のかけ方なのかな。
本当に難しい。。。
そこまで真剣になれない。
ついて行けない。
やっぱり自分には無理です。。。
って。
自分自身の理想とする所には、
僕自身まだ全然辿り着けてなくて、今でも必死なんだよね。
だから、レベル下げてこれぐらい…なんてのは死んでも出来ない。
緩さと優しさは違う。
どちらかというと、厳しさと優しさの方が、僕は近いと想っている。
楽しさは、厳しさを越えたその先にしかない。
一生喰っていけるだけの術を。
人を幸せに出来るだけの技を。
そんな簡単に身に付く物じゃないし、
生半可な覚悟じゃ、端っから無理なんだよね。
芸を身に付けるってのは、そういう事。
だから、やはり僕自身のスタンスは変えられない。
待つことは、いくらでも出来る…
本人が望むならば。
元々、技術なんて自分が一人で編み出したとか、そんな大層な物ではないから、全部丸ごと伝えるつもりだし、全部出し切ったところで、全部伝わらないのも分かってるし。
出し惜しみすることなく伝えるから、そこを越えていって欲しい…。
初めから無理だったのか、
導く方法が違ったら、未来が違っていたのか…。
答えは見つからない…
教育については、永遠のテーマなのかな。。。