以前書いた、ノンシリコンシャンプーについての記事は、大変な反響がありました。
まぁ、あれから1年以上が経過しているけど、
僕の想像以上に、ノンシリコンブームは続いており、
もはやノンシリコンというワードは、
その時の流行とかではなく、完全に市民権を得たんだな…と、
改めて実感する次第です。
(何度も言っていますが、サロンで使われているシャンプーは、昔からノンシリコンです。。。)
ところで、
最近の、巷のノンシリコンシャンプーは、キシまない!ってのが売りのようですね…。
シャンプー時のからみ=悪
の図式が、キーワードですね。
よくよく考えてみれば、
何故、絡まったりキシんだりするのか??
って事なんだけど、、、
結論から言えば、
① 髪が傷んでいるから。
② シャンプーの洗浄力が強すぎるから。
という事です。
先ず、1番の髪のダメージ。
そんなに急には良くなりませんね。
特にロングの方々は。
髪の場合、一度傷んだ部分は、元通りには戻りません。
ということは、良くなった人は、短く切った人かな。。。
次。
シャンプーの洗浄力って、何で決まるのか?
当たり前だけど、洗浄成分です。
シャンプーに使われる洗浄成分というのは、
随分と種類があるんだけど、
市販の物(サロン専売品ではない物)に使われている物は、その内の数種類で、その中のどれか、若しくはその組み合わせです。
(ちょっとイイ物をほんの少し、原価が安い物がほとんど…という残念な組み合わせ…。)
じゃぁ、何で最近の物はキシまないのか?
いろんな髪に良さそうな成分が入っているのが良いシャンプーと思われがちだが、、、
そんな高い成分が、安い価格で売られている物の中に、髪に効く程入っているはずがない。
(価格を気にする人程、騙されやすい…。)
ちょこっと入っていても、ほとんど意味ない。
だって、洗い流すんだから。
洗浄成分で。
洗浄というのは、ザックリ言うと油(脂)を分解して洗い流すという事。
だから、やれ何とかオイル配合とか、おかしくないですかね。。。
入れるんだったら、トリートメントの方じゃない?
髪に必要な、タンパク質・油分・水分は、洗浄成分にくっつけておかないと、髪には残らないのです。
(この辺は難しいので割愛します。知りたい人は担当の美容師さんへ…。)
だから、洗浄成分が何で出来ているかが重要なのです。
シャンプーは、水と洗浄成分と僅かな調整成分(上に書いた良さそうな成分もコレ)で来ています。
シャンプーの価格は、洗浄成分の原価で決まると言って良い。
良いシャンプーは、キシむかキシまないかじゃなく、
どんな洗浄成分で出来ているか? です。
キシむのが悪なら、キシまない洗浄成分にすれば良い 。
でもね…そうすると、高くなるんですよ。
安いのに良い物なんて、そんな虫のいい話。
無いんですよ。
安い物には、安い理由がある。
(無意味に高いモノもあるから、高いから良いとは言いませんが…)
安い洗浄成分で洗っても、軋まないのは…
何かカラクリがあるって事ですよ。
なので、最近のノンシリコンも、
僕が見る限り、根本は余り変わっていないようですね。
キシませない 何か…が、入っただけ。。。
細かいことは、余りココには書けませんが、
台所やお風呂場の洗剤と同じ洗浄剤で、頭や身体を洗うの…良い加減止めませんか??
(洗浄成分のことを調べれば分かります。。。)
若いウチは良いんですよ。
脂も沢山出るし、細胞間がミッチリと詰まっているから、多少の刺激には負けません。
でも、それも20代の前半迄です。
それ以降は、必要以上に脂を取りすぎると、
たるみやシワの原因になります。
また、細胞の間が開いてくるので(キメが粗くなる…)刺激に弱くなります。
年齢と共に、敏感肌に変わっていくのは、このせいです。
安いシャンプーを使っていて、
お肌のお手入れを丁寧にやっている方は、かなり残念です。。。
顔は、頭皮に吊されています。
頭皮がたるんだら、顔がたるむのは当たり前です。
えぇ、
じゃぁ、何を使えば良いんだよ!という話になるわけですが、、、
一人一人、頭皮の状態も髪のダメージの状態も、その時のヘアスタイルも違うわけです。
なので、何で洗えば良いのか?は、
その辺をきちんと把握して、適切なアドバイスが出来る人に決めてもらう。
ということです。
それは、貴方の担当の美容師しかいないんじゃないでしょうか。
だから、クーポン使って美容師をコロコロ変えるのも如何なモンかな…と。。。
突っ込んだことは、
また改めて書くので、その時までお楽しみに。。。